大人の矯正治療とは Adult
矯正治療というと、「子どもが受けるもの」「子どものうちに始めないと効果がない」というイメージをもたれがちです。子どものうちに治療を始めるのがよいとされるのは、成長期にある子どもは顎骨も成長過程にあり、歯だけでなく顎骨も適切な位置に動かせるため、顎骨を動かせない大人に比べ、良好な治療結果を期待できるからです。
しかし矯正治療は、大人になってから始めても決して無意味なものではありません。大人の矯正治療を「成人矯正」といいます。子どもの矯正治療に比べ時間や費用がかかることがありますが、治療を受けられる方の多くはご自身の意思で治療を受けるため、積極的に治療に取り組むことができ、治療が順調に進むというメリットがあります。きちんと自己管理できることにより、良好な治療結果を期待できます。
大人の矯正治療の目的
見た目の改善
成人矯正を受ける方のなかには、「見た目が気になるからきれいに治したい」と治療を決断する方が多いのではないでしょうか？
たしかに、「歯並びの悪さが気になって思いきり笑えない」「顔つきや表情がコンプレックスになってコミュニケーションに苦痛を感じる」など、子どものころから心理的な影響を受けてきた方が治療を受けることで、見た目が改善されて気持ちに余裕が生まれるなど、プラスの効果につながります。
「積極的な自分に生まれ変わりたい」という方にとって、成人矯正はたいへん有効です。
噛み合わせの改善
歯並びが悪いと噛み合わせが悪くなり、頭痛、耳鳴り、肩こり、腰痛など全身に悪影響を及ぼすことがあります。食べ物をきちんと噛めないまま飲み込み、消化器官に負担をかけるだけでなく、体調の悪さが原因となり、心の不調にもつながります。
しかし、噛み合わせが良くなることで全身の健康を回復・維持できるようになるため、不定愁訴のような原因がはっきりしない不調が続く方にとっては、成人矯正がプラスに働く可能性が高まります。
ライフスタイルに合わせた治療のご提案
近年の矯正装置には、つけていても目立たない、審美性に優れたものがあります。しかし、ひと言で「目立たない」といっても、透明なマウスピース型装置、透明または白いブラケット装置など、さまざまな種類があります。
とき矯正歯科では、患者さまのライフスタイルやご希望に合わせて多角的に検討し、より良い装置をご提案させていただきます。
たとえば、マウスピース型装置が適用できない症状の方には、透明または白いブラケット装置をご提案させていただくなど、何らかの理由によりご希望に沿った装置の使用が無理でも、できる限り近いものを検討します。
また、進学、成人式、就職、結婚式など大切なイベントを控えている方には、それに間に合うような治療方法や装置をご提案させていただきます。より美しい口もとでイベントに臨めるよう努めますので、ぜひご相談ください。